概要
公益社団法人 日本駆け込み寺は、家庭内暴力、非行、薬物依存、人間関係のトラブルなど、社会的に孤立した人々の相談を受け付け、支援する活動を行っている団体である。特に新宿・歌舞伎町周辺の若年層、いわゆる「トー横キッズ」などの若者からの相談を多く扱っており、自立支援や一時保護の活動なども行ってきた。
設立者である玄秀盛(げん・ひでもり)氏の名前が広く知られており、NPO時代からメディアに取り上げられることも多かった。
活動内容
- 生活困窮者や若年層の相談受付
- 一時的な保護や宿泊支援
- 更生支援・就労支援
- 家庭問題、いじめ、DV、薬物依存に関するサポート
不祥事
2025年5月、事務局長である田中芳秀容疑者(たなか・よしひで)が、東京都新宿区でコカインを所持していた疑いで警視庁に逮捕された。
田中容疑者は、職務質問を受けた際に1袋のコカインを所持していたとされ、「自分で使うためだった」と容疑を認めている。
同席していた20代の女性も薬物を使用していたとして逮捕されており、この女性は「日本駆け込み寺」の相談者だったという。警察は、田中容疑者が女性に薬物の使用を勧めた可能性もあるとして調べている。
団体として、社会的弱者の支援を掲げていた中での今回の事件は、その信頼性と倫理性に対して疑問を投げかけるものとなっている。
関連項目
- 玄秀盛(創設者)
- トー横キッズ
- 薬物依存支援
- 社会的孤立と支援活動
外部リンク